100年企業録 CHRONICLE OF CENTENARY COMPANIES
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(仮)井筒屋酒造

創業1868年(159年目) |京都府 |日本酒

六代続いた蔵に、はじめて娘が入った。
杜氏は、代替わりを黙って見ていた。

取材・文:編集部 / 2026.09.21 公開

継いだ人

女は蔵に入るな、と言われた蔵を継いだ。

井筒 芳江
井筒 芳江
井筒屋酒造 六代目

創業は幕末。京都の小さな酒蔵を、六代目として継いだのは芳江さんだった。かつては女性が蔵に入ることを嫌う風習も残っていたという。継ぐと決めたとき、古参の杜氏は賛成も反対もせず、ただ黙って仕込みを続けた。その沈黙の意味を、芳江さんは一年かけて読み解いていった。杜氏が守ってきたのは味であり、同時に蔵で働く人たちの居場所でもある。新しいことを急げば、その場所が壊れる。だから最初の一年は、何も変えずにただ横で見ていた。二年目に、はじめて意見を交わした。続けることの重さを、六代目はいま、体で受け止めている。

支える人

支える人の話、近日。

──まだ、途中。
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